夏の思い出-尾瀬。日本の自然。日本の歌。



 山のあなた   海潮音(上田敏訳詩集)
      
      山のあなたの空遠く  「幸」住むと人のいふ。
      噫、われひとゝ尋(と)めゆきて、  涙さしぐみ、かへりきぬ。
      山のあなたになほ遠く  「幸」住むと人のいふ。

 夏の思い出  江間 章子 作詞  (ピアノ・歌)   
    
一     夏が来れば 思い出す 遥かな尾瀬 遠い空 霧の中に 浮かび来る 優しい影 野の小道
     水芭蕉の花が 咲いている 夢見て咲いている 水のほとり 石楠花(シャクナゲ)色に 黄昏(タソガレ)る
     遥かな尾瀬 遠い空 (2) 夏が来れば 思い出す 遥かな尾瀬 野の旅よ
     花の中に そよそよと ゆれゆれる 浮き島よ 水芭蕉の花が 匂っている 夢見て匂っている 水のほとり
     まなこつぶれば なつかしい 遥かな尾瀬 遠い空

二    夏が来れば 思い出す 遥かな尾瀬 野の旅よ 花の中に そよそよと ゆれゆれる 浮き島よ
     水芭蕉の花が 匂っている 夢見て匂っている 水のほとり まなこつぶれば なつかしい
     遥かな尾瀬 遠い空
                       
 山頭火  
      
     分け入っても分け入っても青い山

     もりもりもりあがる雲へあゆむ

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